この講演会は、令和2年2月29日(土)に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止策のため、令和2年6月13日(土)に延期して行なわれました。
講演会では、講師の河崎倫代氏から、19世紀の加賀藩には、12代藩主に重用された遠藤高璟(たかのり)を中心とする科学者グループがあり、その中には国友一貫斎に入門して砲術修行を志す者が現れたこと。
それは、加賀藩「八家(はっか)」の一つ長(ちょう)氏の家臣・河野久太郎通義ら陪臣8人(主家は異なる)であることなどを解説頂きました。
長い海岸線を有する加賀藩にとって、夷敵から国土を守る海防は急務の課題でした。彼らは一貫斎から習った火器を製造し試射を行なって、一貫斎にその結果データを送り、教授を受けていたことが分かる史料も紹介されました。
国友一貫斎の多様な知識と、交友関係を示すものとして、貴重な事例を紹介頂きました。
日時 | 2020年6月13日(土)午後1時30分〜午後4時 |
---|---|
会場 | 神照まちづくりセンター 多目的ホール 長浜市神照町286-1 |
主催 | 国友一貫斎再評価委員会 |
共催 | 神照地区地域づくり協議会 |
お問い合わせ | 長浜市市民協働部 歴史遺産課 0749-65-6510 |
© 2024 国友鉄砲ミュージアム